YOSHINORI KOBAYASHI OFFICIAL SITE | 小林よしのり公式サイト

小林よしのりオフィシャルwebサイト

PROFILE LINK CONTACT
2016.11.27(日)

パナマ文書のスケープゴート

 

7時のNHKニュースで、パナマ文書に700名以上の
日本人の名前が載っていたと報道していた。
今夜、NHKスペシャルでパナマ文書の番組があるようだ。 

その中に、小室哲哉と「キャンディキャンディ」の
いがらしゆみこの名前があったという。
気の毒だなあと思う。
いがらしゆみこは本人の筆跡とは違うらしい。
だれかが他人の名前を使って、ペーパーカンパニーを作って、
脱税していたのではないか? 

小室哲哉は悪意のある人間ではない。
人に騙されるタイプの人間だし、浪費しすぎて今では大して
資産がないだろう。
しかも妻・KEIKOさんの看病もあるのではないか? 

結局、有名人はスケープゴートにされるのだ。
この二人の名前しか出さない報道は、不快な気分になる。 

パナマ文書に載っている、他の人物や会社の中には、
もっと意図的に悪意で資産隠しをしている者もいるだろう。
国税庁はそういう者に目を向けなければならない。 

さらに言うなら、税金逃れを堂々とやっているのは、
多国籍企業ではないか。
グローバリズムを容認する政府は、愛国心のない
多国籍企業を優遇する政策を取っている。

グローバリズムによる富の海外流出は、計り知れず、
その犠牲は国民に強いられているのだ。
だが国民は気づかない。
自分の首を絞める政治家を選挙で選んでいる。
民主主義はそういう愚かな制度なのだ。