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2016.08.20(土)

左派にも、右派にも、市民運動の危うさはある

 

産経新聞で宇都宮健児氏が「日本の市民運動は未熟」だと
証言している。
野党が鳥越俊太郎を担いだら、宇都宮氏の事務所に
「早く降りろ」「受かりっこない」という電話やメールが
殺到したという。 

週刊文春が鳥越の女性スキャンダルを報じたら、今度は
「鳥越を応援しろ」という圧力が高まり、宇都宮氏が条件
として女性の人権問題の記者会見をしてくれと言うと、
またバッシングが繰り返されたという。 

「組織」とはそういうものだ。
市民運動と言っても、「組織」は「個人」を潰しにかかる。
その野党連合の「組織」の中には、えらそうに国会で、
「『個』で判断せよ」と演説していたシールズ代表・奥田も
入っていたのである。
この矛盾を突かなければ話にならない。

「組織運動」の危なさは、組織で動きだしたら、
全体主義が正義になる恐ろしさがあることである。 

いったん一方向に動きだしたら、後戻りが効かなくなる現象は、
左派だけではない。
右派も、「産経新聞」や「日本会議」に現れている。
Y染色体男系固執を正義として動き出した連中は、もはや
天皇陛下のお言葉すら聞く耳を持たない。
もう方向転換ができないのだ。 

勇気ある「個人」が組織の中にいるか否かで、決まるのだが、
残念ながら産経新聞にも日本会議にも、その逸材はいない。
滅びるまでその誤った道を行け!
朝敵の道をまっしぐらに突き進め!