YOSHINORI KOBAYASHI OFFICIAL SITE | 小林よしのり公式サイト

小林よしのりオフィシャルwebサイト

PROFILE LINK CONTACT
2016.08.17(水)

五輪コンドームとユウェナリスの言

 

『おぼっちゃまくん』第一話40pのわしのペン入れが
完了した。あとはスタッフに任せる。
明日からは「SAPIO」『大東亜論』のシナリオ及びコンテに
取り掛かる。 

いよいよわしがオリンピックの話をしよう。

今年はリオの選手村で35万個とか、45万個とも言われる
コンドームが配られたという。
芝生やら建物の陰でやりまくりらしい。
やっぱり肉体を極限まで使う男女のストレスや解放感は
相当のものなのだろう。 

古代ローマの風刺詩人ユウェナリスは
「健全なる魂は健全なる肉体に宿れかし」と言ったが、
「かし」は願望の終助詞であり、「宿ればいいのだがなあ」
という意味になる。 

健全なる魂は貧弱な肉体にも、障害者の肉体にも
宿っているから、安心してよい。 

せっかく健全なる肉体を持ちながら、不健全な魂が宿る
ことが多いから、古代ローマの時代から、詩人は溜息を
つきながら嘆いたのだろう。
しかし子供が憧れの目で見ているオリンピックの実態が
乱脈の性欲村というのは、なんとも悲しい現実である。 

そしてここから類推できることは、戦時中の兵士だって
死を常に眼前に意識して肉体を酷使するのだから、
性欲の高まりも尋常ではなかっただろう。
慰安婦というシステムを作ったのは、コンドームを
配っているのと同じことだ。 

東京五輪では左翼はコンドームを配るなという運動を
起こすだろうか?
まあ、見てみぬふりをするだろう。
それが正しい態度なのである。