道半ば、はるかかなた、道途絶
東京新聞に載ってたが、ファミレスの売り上げが3年ぶりに
減速したそうだ。
驚いたのはファミレスで食べることが庶民の「プチぜいたく」
だったと書いてあることだ。
そうなのか、ファミレスが「プチぜいたく」だったのか!
だが、今や実質賃金が5年連続で下がり続けているから、
そのファミレスに行くことすら自粛してるらしい。
なんと東武線の某所に200円のカレー店があるらしく、
平日に500食、休日に800食も売れるという。
吉野家は330円の豚丼を開始したそうで、客の2割は
それを注文するそうだ。
アベノミクスで景気回復は「道半ば」と言ってるが、
何年経っても「道半ば」、デフレ脱却「はるかかなた」、
リフレ派敗北「道途絶」という有り様になってきた。
今年の正月には「朝ナマ」もアベノミクス大期待の意見続出、
新聞各紙もいよいよアベノミクスの果実が実るぞ、それいけ
TPP、グローバリズムと楽観論のみの社説のオンパレード
だった。
わしは正月早々むかついて、バカバカしいことを言うなと
ブログで批判していたが、あっという間にわしの正しさが
証明されてしまった。
この件は今年いっぱい何度も何度もねちねち言い続け
なければならない。
すぐ自分の言ったことを忘れる馬鹿知識人ばっかりだからな。
そもそもグローバリズムの中で、株価と庶民の暮らしは
全然関係がない。
円安も庶民の暮らしはきつくなるだけで、むしろ今後は
円高になるから、庶民の暮らしには少しばかりの恩恵が
あるだろう。
安倍政権はGPIFの年金資金の半分を株にぶち込ませて
博打を打っていたために、最近の株安の影響で、
5兆数千億円もの損失を出したという。
消えた年金は増えるばかりで将来不安が増すから、
この先も個人消費は冷え込むばかりだろう。
ニュースでやってたが介護老人が現在500万人もいるらしく、
2週間に一件、介護殺人が起こっているというのだから
無茶苦茶だ。
妻が夫を殺し、夫が妻を殺し、子供が親を殺す、それが
普通の状態になってきた。もっともっと増えるだろう。
中国の侵略を恐れるか、さらなる国内の貧困化を恐れるか、
国軍の創設が重要か、社会保障の充実が重要か、それは
諸君らが決めるのだ。
わしは富裕層だから、生活が逼迫してないので、国家防衛
のために国軍の創設を選ぶが、賃金が少ない庶民は、
特に貧困層は、生活防衛のために社会保障の充実を
選ぶのもよかろう。
自分の頭で考えて選ぶのだぞ。