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2016.06.10(金)

参考文献と客観的に見ると・・

 

長谷川三千子さんに『民主主義という病い』を送ったら、
幻冬舎の担当氏に電話がかかってきたらしい。
礼状を出したいからということだが、その際、巻末の
参考文献に自分の著書がないのは、わしが安倍シンパの
長谷川さんを批判しているからかと尋ねられたという。

しまった―――――っ!
そうではないのだ。
長谷川さんの『民主主義とは何なのか』はかなり昔、
読んでいて、それはもうわしの教養として身に付いたものだと
思っていたので、今回の『民主主義という病い』を描く上では、
読み返すことをしなかったのだ。

参考文献は、直接、作品中で引用したもの、描くにあたって、
机に積み重ねたものを、最後にざっと書き写したのである。 

けれども、長谷川さんの本も、過去に読んで影響も受けて
いるのだから、参考文献に書いておけばよかった。

参考文献って難しいんだよね。
引用してない本でも、かつて読んだ本ってあるし、机周りに
置いておいたはずなのになくなっていて、書いてない本もあるし。
あっちの部屋にあったり、こっちの部屋にあったりするから、
誰かがわしが読んだ本を片っ端から記録しておいてくれれば
いいだろうけど。
整理整頓は大嫌いだし、本当に困る。 

長谷川さんは、三分の一読んだところで、ひじょうに面白いと
言ってくださってるそうだ。 

三分の一ってどの辺までだろうと、ペラペラめくりながら
流し読みしていたら、「すんげえ面白いな」と思ったのだが、
同時にこうも思った。

「これって一般人には難しすぎたわい」