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2016.06.07(火)

十代で『ゴー宣』に覚醒した読者たち

 

最近、やけに若い読者の反響が届くようになった。
これは『民主主義という病い』の愛読者カードで
寄せられた茨城県の15歳の男性である。

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御本を拝読させて頂きました。
今まで知らなかったことを多く知ることができました。
特に直接民主主義のことを「民主制」ということが正確
であり、実現はできないとルソーが言っていることには
驚きました。
最後の先生の「ごーまん」から、質のいい情報を仕入れ、
それをもとに、長い目で見て国のためになるかという
「公心」を持って民主制に参加すべきであると私は
読み取りました。
そうできるように、知識とその活用力を身に付けて
いきたいです。
先生もお体にお気を付けながらも、衰えることにない
創作活動を続けてください。
応援しています!

・・・・・・・・・

15歳というと高校一年である。
『ゴー宣』シリーズの8割は読んでいるようだ。
今や大人でも読めない本を15歳で読んで、しっかり
核心を捉えている。 

大阪の「ゴー宣道場」でも、15歳の男性(男子か?)が
設営隊に応募してきたようで、彼は小学生のときから
『ゴー宣』を読んでいたらしい。
去年まで中3だったが、関西版「ゴー宣道場」には
参加していたらしい。

最近こういう十代の『ゴー宣』読者が出現し始めていて、
彼らは『おぼっちゃまくん』も読んでいない。
『ゴー宣』から入ってきた新世代なのだ。 

彼らは『ゴー宣』に影響を受けながらも「暗黒面」に堕ちた
読者の様子も観察しているだろうから、『ゴー宣』という
「フォース」の使い方をしっかり教えてあげねばならない。

もう完全にフィクションの世界に戻ってもいいかなと
思うときもあるが、やはりこういう十代で覚醒した読者を
知ると、『ゴー宣』シリーズへの新たな闘志が湧いて
くるのである。 

わし一人で創作への動機付けを行っているわけではない。
読者によってわしが創作意欲を掻き立てられることも、
大いにあるのだ。