十代で『ゴー宣』に覚醒した読者たち
最近、やけに若い読者の反響が届くようになった。
これは『民主主義という病い』の愛読者カードで
寄せられた茨城県の15歳の男性である。
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御本を拝読させて頂きました。
今まで知らなかったことを多く知ることができました。
特に直接民主主義のことを「民主制」ということが正確
であり、実現はできないとルソーが言っていることには
驚きました。
最後の先生の「ごーまん」から、質のいい情報を仕入れ、
それをもとに、長い目で見て国のためになるかという
「公心」を持って民主制に参加すべきであると私は
読み取りました。
そうできるように、知識とその活用力を身に付けて
いきたいです。
先生もお体にお気を付けながらも、衰えることにない
創作活動を続けてください。
応援しています!
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15歳というと高校一年である。
『ゴー宣』シリーズの8割は読んでいるようだ。
今や大人でも読めない本を15歳で読んで、しっかり
核心を捉えている。
大阪の「ゴー宣道場」でも、15歳の男性(男子か?)が
設営隊に応募してきたようで、彼は小学生のときから
『ゴー宣』を読んでいたらしい。
去年まで中3だったが、関西版「ゴー宣道場」には
参加していたらしい。
最近こういう十代の『ゴー宣』読者が出現し始めていて、
彼らは『おぼっちゃまくん』も読んでいない。
『ゴー宣』から入ってきた新世代なのだ。
彼らは『ゴー宣』に影響を受けながらも「暗黒面」に堕ちた
読者の様子も観察しているだろうから、『ゴー宣』という
「フォース」の使い方をしっかり教えてあげねばならない。
もう完全にフィクションの世界に戻ってもいいかなと
思うときもあるが、やはりこういう十代で覚醒した読者を
知ると、『ゴー宣』シリーズへの新たな闘志が湧いて
くるのである。
わし一人で創作への動機付けを行っているわけではない。
読者によってわしが創作意欲を掻き立てられることも、
大いにあるのだ。