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2016.05.17(火)

宇多田ヒカルの天才は健在だった

 

飛行機の中で宇多田ヒカルの「花束を君に」をフルバージョンで
聴いた。
朝ドラでは出だしだけで、きちんと聴いてなかったが、
全部聴くと衝撃を受けた。
二回目を聴くと、いつのまにか涙があふれ出ていて、
あわてて手で拭ってしまった。
ハンカチを出す余裕もなく泣いてしまっていた。 

なんという歌を作るのだ、宇多田ヒカルは。
もともと持っていた藤圭子を母とするドラマティックな
人生の上に、本人の人生経験も深くなり、とうとう
これほど人の魂を揺さぶる楽曲を作ってしまった。
小手先で作るのではなく、歌が自分の人生そのものに
深く根差していることを宇多田はよく分かっている。
やはり天才だった。 

デビューした時から凄いと思っていたが、60過ぎの
わしの心を揺さぶるとは大したアーティストだ。
機内で50回は繰り返して聴いただろう。
それでも飽きなかった。 

そして、わし自身の仕事の発想にも刺激を与えてくれた。
宇多田ヒカルに感謝する。