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2016.05.14(土)

よしりん企画内の格差の現実と戦い

 

よしりん企画のスタッフは長期休暇で心がウキウキである。
一番ウキウキしてるのはトッキーで、嫁さん連れて台湾だ。
台湾は今一番、興味のある国(わしは国と言う)なので、
時浦の報告を楽しみにしている。
20日が総統の就任式らしいので、時浦がブログで雰囲気を
報告してくれるかもしれない。 

チーフも国内で家族旅行だし、宇都くんも里帰り。

秘書みなぼんは取材用のカメラを携帯して、わしに
同行する。
今月末発売の『民主主義という病い』(幻冬舎)でも、
秘書みなぼんのページが随所にあるし、作品内でも、
わしとの掛け合い漫才の役割りもある。

そして秘書みなぼんが何より役立つのは、ディナーの際、
ワインをフルボトルで飲むための相棒としてである。
妻は酒が飲めないから、みなぼんが半分以上飲んで
くれるので助かる。
ワインはグラスで飲むと、店によっては1・2種類しかなくて、
あまりにも定番の種類で、さして美味くもない。
ワインリストからフルボトルで頼んで、少しづつ味が変化して
いくのを楽しむ方が、料理も美味いのだ。
酒飲み要員としてのみなぼんの役割りは重要である。 

問題はポカQだ。
妻帯者や子供がいる者は休みが楽しみだが、ポカは
ひねくれている。
しょうがないのだ。
離婚したときにいったん破産したんだから。
ポカは二度目の人生のやり直し中なのだ。
その自覚がまだ薄いのが腹立たしい。
普通なら、あの破産時に人生終っている。
それをもう一度、借金を返すところから人生を再始動
したのだ。
もちろんもう借金は返し終わった。
それどころか貯金も順調に増えている。
マイナスからの二度目の人生なのに、それでも老後に
一条の光が差すところまで持ってきた。
これは奇跡的なことである。
ポカQが老後に超貧困に落ちないためにも、わしは
描き続けているのに、分かっているのだろうか?

広井、時浦は、もう盤石だ。
広井の妻は合理的で堅実だから、間違いはなかろう。
先日偶然会ったが、イイ感じの奥さんになっていた。
広井は煙草を吸うから身体だけが心配だ。
奥さんがそこを注意して欲しい。
病気さえしなければ老後も安泰なのだから。 

宇都くんはいい女房をもらった。
実家もあるから何とかなるだろう。
とにかく無駄遣いをしないことだ。 

これからの世の中は年金・社会保障はまったく
当てにならない。
自己責任で何とかしなければならないのだ。
よしりん企画内でも、すでに格差が生まれているが、
それは自己責任だ。
ポカQが時浦や広井など勝ち組を羨んでも仕方がない。
下を見てみろ。社会には負け組だらけだし、将来はこの
負け組の層がどんどん拡大していく。
生涯独身男性の割り合いは、そのうち4割に達するだろう。 

ポカQは一度とんでもない失敗をした。
人生をマイナスから再始動させた身分でありながら、
老後に再び光が差すなんて、このご時世には
奇跡的なことだ。
幸いわしが60歳を過ぎてまだ『おぼっちゃまくん』が
描けるくらいパワーを持て余す才能だったから、
ポカは幸運だった。
しっかり働け!今は「運」を貯蓄するときだ。