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2016.05.06(金)

西尾幹二と自称保守の破壊衝動

 

西尾幹二は皇室に対して何も興味を持っていません。
皇后陛下は若いころから美しかったとか言ってますが、
あれは吉永小百合は美しかったというのと同じで、
本当に美貌が格別だったし、西尾幹二の好みだっただけです。
天皇陛下や皇室それ自体には、全然関心がない人なんです。 

西尾幹二が、雅子妃殿下をバッシングしたら、「WiLL」の
読者から大受けだった、あれで調子に乗ってしまったんですね。
WiLL」も保守系の読者がいるように見えるが、皇室に
関しては「男系男子」という言葉しか知らない無知で無関心な
「保守ぶりたがる」おっさん、老人読者がいるだけなんです。 

西尾幹二が雅子妃殿下バッシングをすると、皇室敬愛の
ふりだけしてる読者には、タブーを冒してくれたような快感が
芽生えて、拍手喝采してしまったわけなんです。 

困ったときの皇室バッシングで、部数が伸びますから、
「週刊文春」以来の手口で、花田編集長も、散々やった
わけです。
今回はその花田が「WiLL」から出て、「HANADA」という
よく似た雑誌を作って、二誌が競争する最初の号になるもん
だから、「WiLL」の新編集長も、花田のお株を奪って、
皇室バッシングならスキャンダラスで勝てるだろうと踏んだ
わけでしょう。 

雅子妃殿下バッシングなら、西尾幹二というのは定番です。
あれほど無知・無関心のくせに、人の関心を引くためだけに、
決して反論できない雅子妃殿下に対して、罵詈雑言を
並べる論客なんてなかなかいないですから。

もし「SAPIO」だったら、西尾幹二の雅子妃殿下バッシング
なんて載せるでしょうか?
載せるわけがありません。小学館の編集者は有名大学を
出た秀才です。
デタラメな知識には待ったをかける編集者がいるでしょう。
ところが、ああいう自称保守系の編集者はデタラメを
デタラメだと指摘する能力もないんですね。

昔は皇室に関して、あれほどデタラメな内容で、ただ悪意しか
ないような記事を載せてたら、右翼団体が抗議しに来てました
からね。
右翼の抗議を恐れて、編集者もちゃんと校閲するシステム
くらいあったわけです。
ところが今は右翼も知識不足で、ああいう悪質な
皇室バッシングにも怒らなくなったんでしょう。
別に右翼をけしかけてるわけじゃなく、一昔前と比べて、
何が変わったから、西尾幹二のデタラメが許されているのかを
分析しているだけです。

西尾幹二はもちろん、あれを載せる「WiLL」の新編集長も
レベルが低いし、かつて何度も載せた花田編集長にも大いに
責任があるのです。 

酷いもんです。自称保守が自称でしかなく、本当は皇室を
崩壊させたいという極左的な破壊衝動を持っている連中
なのです。
日本の伝統を壊すのは左翼ではなく、自称保守なのです。