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「戦争する国の道徳ー安保・沖縄・福島」(幻冬舎/新書・Kindle)

国民を舐めきった政治家に、激怒せよ!
もはや日本に道徳はなく、損得しかないのか!?
今、つくりだすべき倫理とは?

 

日本は戦争する国になった。これは怒(いか)ることを忘れ、日米安保に甘えた国民の責任だ。安保法制化も、沖縄県民だけに押し付けてきた米軍基地の問題も、当事者以外の意見を封じる福島の原発問題も背景にあるのは、怒りや苦しみによる連帯ができず、すべて他人事(ひとごと)として受け流す日本人の感情の劣化だ。しかし、今度こそ怒らねば、そして怒りつづけねばならない。戦争する現実を直視しつつ、舐めた政治家たちに恐怖を与えねばならない。この危機に、かつて罵り合った小林よしのり氏と宮台真司氏、さらには東浩紀氏という日本を代表する論客三人が集(つど)い怒り合った。暴走する権力を阻止し、共闘することを誓った一冊。

 

感情を抑えるな!絶望に囚われるな!

 

第1巻(2015年10月発行)
「まえがき」 小林よしのり
第一部. 日本を変えるにはテロしかないのか
・行動する人間は必要だがその行動が間違っている
・なかなか本音を言えない沖縄人のタテマエの連帯
・沖縄には基地そのものがいらない。でも基地の利権ができあがりすぎている
・復興という動機が「結局カネでしょ」という内地の軽蔑につながる
・復讐のつもりで始めた「あえてする依存」が、いつのまにかなしではいられない依存に
・沖縄独立論ではなく沖縄自治論を
・誇りと人徳なしにやってしまったイラク戦争とは何だったのか?
・劣化した感情の発露
・なぜ感情が劣化するのか?
・共同体の崩壊によって承認が不可能になった
・劣化した感情をもてあます大衆が巨大な権力に依拠する時代
・何がテロで、何がテロじゃないか?合法性が意味するもの
・わしは「自分こそ愛国者だ」と言って描くしかない
・福島への意見を封じるのは国家レベルで感情が劣化している
・被災地の人々から自立の可能性を奪う復興公営住宅問題
・100%の嘘で塗り固めた中間貯蔵施設の虚妄
・テロの恐怖が政治家に自己抑制や慎みを与えていた
「この不自然な共闘を喜ぶな」 東浩紀
第二部. 国民国家間の戦争はあり得るか
・「日本人」とは誰のことか
・「水に流して」はいけない
・「手打ち」という解決の流儀
・国民国家同士の戦争はもう起きない?
・アフリカの子どもたちより貧しい日本の子ども
・「共同体」の崩壊をネットが加速させた
・コミットメントと信頼の喪失
・フクシマ、オキナワをめぐる「当事者性」争い
・インターネットが持っていた可能性も消えた
・民主主義の行きつく先
・なにごとも持続しない国・日本
・「この性(thisness)」をいかに育てるか
・グローバリズムと共通感覚としてのマンガ
・「大衆幻想」の終焉
・資本主義にもう未来はない?
・「増田レポート」路線を超えて
・「日本」のイメージを多様化せよ
「あとがき」 宮台真司

 

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