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2015.12.10(木)

三浦瑠麗さんと対談した

 

今日は三浦瑠麗さんと対談、来年初頭の「SAPIO」に載る。

わしは三浦氏のことを誤解していて、第二の櫻井よしこかと
思っていたが、「朝ナマ」で何度か話し、新書を読んでみると、
違うということが分かった。
個人主義でリベラルでという感覚は、わしも30代では
そんな感覚だったから、文句言う資格はない。 

ただし、三浦瑠麗は「リベラル」と言っても、サヨクではない。
香山リカも「リベラル」と自称してるが、あれはサヨクである。 

マルクス主義者を漢字で「左翼」と記していたら、
そういうのは共産党か運動家しかいなくなって、
日本人の大多数が、カタカナで記すのが適当な
「サヨク」になってしまった。
反戦平和で、護憲派で、平等主義が「サヨク」である。 

その「サヨク」があまりにも偽善的で信用されなくなった
ために、「リベラル」を自称するようになっているのだ。
香山リカはそのタイプで、「リベラル」ではない。
実は薄甘い「サヨク」である。 

三浦瑠麗はそういう「サヨク」ではない。
三浦氏こそは「リベラル」なのだろう。 

ただし、三浦氏は「保守」とは何かを理解してないようで、
確かに「保守」の定義はあいまいになっていて、
誰も分からない状況になっているようだ。
従米で、イラク戦争に賛成した連中が「保守」を
自称しているから、誤解されるのだ。
さらに皇統は男系固執で、女性蔑視が身に沁みついた
連中が「保守」を自称するから、偏見を持たれる。

そのうち、これを徹底的に解き明かす本を作る必要が
あるだろう。
まだ来年発売の幻冬舎のSpecial本があるから難しいが、
それが終わったら、挑戦してみたい。
これは新書ではなく、漫画でやった方が、誤解なく
説明できそうな気がする。