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2014.03.22(土)

HKT48九州ツアー、指原と秋吉という異形の子が湧かせた

 

HKT48九州7県ツアーの最後の公演を見るために博多に来た。

まるで、博多どんたくみたいに演芸のてんこ盛り、
歌あり笑いありのバラエティー・ショーを満喫した。

モー娘。から始まったり、過去のアイドルの曲を歌ったり、
HKTの持ち歌の少なさをカバーする工夫もされており、
予測がつかない楽しさだ。

他のグループが大きめのコンサートをするときは、
劇場公演のパフォーマンスの集大成を見せる迫力で行うが、
HKTは全然違う楽しませ方をする。

 

これはもう完全に指原莉乃あってのショーである。

指原なしには成り立たない。

やはり指原はわしが予想した通り、王国を作ったのだ。

そしてこの「指原HKTショー」は大衆的で間口が広いかもしれない。

キャンディーズもWinkも松田聖子も南沙織も森高千里も
おニャン子クラブもモー娘。も、
わしの年齢なら懐かしいアイドルたちだ。

「年下の男の子」の朝長美桜の歌唱は相当可愛かった。

17歳」の兒玉遥も良かった。

出番が少ないのは腰痛のせいだなと思っていたが、
それを打ち明けるときに噛んでいたのが可笑しかったし、
泣いてるのが愛らしかった。

指原の「私がオバさんになっても」は歌詞が微妙に恐く感じて、
脚のきれいさが森高に似ていてぞっとした。

 

しかし大きなハコでこのような見せ方をするなら、
中西智代梨谷真理佳が移籍するのはまったくわからない。

新たなバラエティー担当は
田中菜津美坂口りこぴ秋吉優花か?

わしが一番笑ったのは、「恋するフォーチュンクッキー」で、
おにぎりの被り物で出てきた秋吉だ。

さも楽しそうに跳ねる跳ねる、これは大爆笑だった。

秋吉って奇妙な子だなあと思っていたが、ここまで面白いとは

秋吉優花は久しぶりの掘り出し物だ。

 

各メンバーに平等にスポットライトが当たる構成になっているから、
それぞれのヲタは満足だろう。

だが、マクロな視点から見れば、
やはりHKT指原に大きく依拠するグループになった。

指原以外は平準化させるこの戦略が正しいかどうかは、わからない。

福岡から橋本環奈が今後、全国区になることが気になる。

全国区になる次のスターを作れるかどうかがHKTの未来を決定する。

今回のHKT48ツアーは、
指原秋吉という異形の子が湧かせる公演だった。