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2013.11.26(火)

最近HKT48の停滞感が気になる。

 

最近HKT48は停滞してきてないか?

レコード大賞の新人賞を逃がしたのは、
当然、指原莉乃が新人ではないからであって、
HKTで一番目立ってるのが指原だからである。

そもそもHKTは指原が移籍したおかげで売れたとまで言われている。

わしはHKTのメンバーは自力で売れてほしかったのだが、
残念ながら手柄は指原に持って行かれた。

その指原は「恋チュン」でレコード大賞を取るだろう。

今年のAKB48Gは指原のためにあったようなものだ。

この傾向は来年の総選挙以降も続く。それならそれでいい。

問題はHKTが停滞していることだ。

 

実はAKBも停滞しているのだが、
それを救っているのがチーム4の活躍である。

AKBグループの業界関係者は、誰もが「今はチーム4がいい」と言う。

「一度、公演を見てください」と言う。

だがわしは見に行かない

HKT48に義理立てしたいからだ

 

HKTとチーム4は年齢的にもライバル関係にある。

テレビで見てても、チーム4の勢いや輝きは否定できない。

チーム4が良いのは、峯岸みなみが控え目なことだ。

例え峯岸が「剛力ダンス」でブレイクしても、
チーム4で一番目立つのは三銃士であり、
チーム4が売れても峯岸のおかげとまでは言えない。

峯岸はチーム4内では、
陰で支えている先輩という控え目な存在になっている。

それに比べて、HKTはトップの体制がそもそも盤石ではない。

兒玉宮脇のツートップ体制が崩れ、
芽瑠美桜のツートップに移行させられたが、
グループ全体を引っ張る役割は果たしてない。

三銃士の方が安定感があって、
他のメンバーも個々に人気が出そうである。

 

グループは一人か二人、
多くて三銃士のようなトップがいた方がいいのだ。

昔のAKBは前田敦子大島優子のツートップが安定していたから、
全盛期を迎えた。

それが崩れてから、まるでAKBのセンターは指原莉乃であるかのような錯覚まで
世間的には起こさせていて、それがAKB48の停滞感まで生んでいる。

今ならNMBの山本彩渡辺美優紀、SKEの珠理奈玲奈のように、
安定したトップの体制があるグループの方がファンの集中力が高まる。

乃木坂など、世間的にはもう誰がセンターかもわからなくなっている。

 

HKTは兒玉遥田島芽瑠のツートップ体制を早く確立すべきだと思う。

その両脇を宮脇咲良・朝長美桜で固めた方がいい。

いずれその牙城を山本茉央が脅かすことになるかもしれないが。

 

「おでかけ!」という番組が東京で流れているにも関わらず、
HKTが停滞して見えるのは、

あの番組だって「指原莉乃と子供たち」という風にしか見えないからだ。

やっぱり主役は指原になっている。

指原はHKTの主役であり、AKBの主役だと、世間的には見えるだろう。

だからAKBではチーム4に突破力を期待する業界関係者が多くなる。

今のままではHKT48が来年の紅白歌合戦を目指すのは厳しい。

指原に依存してしまって、
メンバーの自力が評価されない状態になってしまっている。

まさにわしが予言した通り、
「地獄の黙示録」のカーツ大佐に差配される辺境の軍隊だ。

 

これは指原批判ではない。

指原はもう個人でタレントとして強力で、
他のメンバーの光を奪うだけではないかと感じる。

陰に回って、縁の下の力持ちではなく、
指原個人にどうしてもスポットライトが当たる。

それほど指原の存在感は大きいと、わしは認めているのだ。

 

博多の人間は本来、上昇志向が強くて、
自力で東京のライバルを「ちゅぶしにいく」闘争心を持っているはずだが、
それが見えなくなっているのは残念である。

博多出身のわしとしては、実に悔しい。

(註・ちゅぶす=はるっぴのセリフ)