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2016.12.04(日)

さゆりんごの笑顔はあざとくないよ

 

「淑女我報」を見たが、あいかわらず女同士の歯に衣着せない
会話が楽しかった。

淑女我報

だがね、あえてアイドルDDファンのわしが偏った視点も
加味して言うが、「さゆりんご軍団」の松村沙友理の笑顔を
「あざとい」と言うのは違うと思う。 

さゆりんごは自然に良く笑う子だし、あのくしゃっとした笑顔は
作ろうとしてできるものではない。
踊りながら「白米様」を歌う表現として、笑顔を見せるのは
当たり前のことで、そもそもアイドルにその笑顔やめろと
言ったらアイドル自体が成立しない。 

セレブの自己承認欲求によるカメラ目線は確かに嘲笑できる。
おばさんだけに、まだ自己承認欲求かと蔑みたくもなるだろう。 

だが若い娘の笑顔はやっぱり可愛いのです。
「男は度胸、女は愛嬌」とは昔の男尊女卑の言葉かもしれないが、
真理は突いている。
笑顔が可愛い女性はいくらでもいる。
男の笑顔なんて寅さん以外、可愛いと思ったことはいっぺんも
ないし、男は笑わない高倉健を渋いと思ってしまうだろう。
だが、女の笑顔には癒される。 

わしが秘書にみなぼんを雇ったのは、よく笑う子だからである。
よく笑う子の前では、わしはよくギャグが出る。
笑わせようとノリノリになって、ギャグが連発する。
するとその中から、このギャグは仕事で使えるなと思うネタも
出てくるから、作品にも活かせるのだ。 

わしが泉美さんとニコ生をやってて楽だと思うのも、泉美さん
がよく笑う人で、ギャグに貪欲な人だからである。 

若い娘が男に媚びるために、たとえわざと笑顔を作っているに
しても、男は自分に危害が及ばない限り、騙されてやるのが
粋というものだ。
媚びてくる女の笑顔に騙されねえぜと突っぱねるのは無粋と
いうものだ。

自称保守派の男どもを見よ。
根本的に欠けているのはユーモア精神だろう。
アイドルに萌えそうなおっさんはいないだろう。
わしがAKBに嵌って「堕落した」としか思ってないはずだ。 

しかし昨夜、ニコ生の番組に出たのだが、夏江紘実という
Fカップのグラビア・アイドルの明るさには感心した。
「ともだちんこ」などの茶魔語を自分でポーズ付けて
はつらつと叫ぶし、えくぼの出る笑顔がすごく可愛かった。
成城大学出身だから基本的には御嬢様なのかもしれないが、
サービス精神が旺盛なのだろう。 

男は「自分に危害を加えない」女の愛嬌は大好きだ。
チャーミングという表現があるが、それが嫌いな男って
いないだろう。